THORChain(RUNE)は、BTCやETHのようなネイティブ資産を、ラップトークンを介さずにクロスチェーンで交換できるプロトコルです。RUNEはその中心にあるトークンで、流動性、セキュリティ、手数料の設計に深く関わります。この記事では、2026年3月29日時点の最新情報をもとに、仕組み、特徴、将来性、価格見通し、買い方までを1本で整理します。
THORChainは、単なるアルトコインではなく、チェーンをまたぐネイティブスワップのインフラです。2026年3月29日時点のCoinGeckoでは、RUNEは約0.4059ドル、時価総額は約1.42億ドル、流通供給量は約3.51億RUNEでした。2026年2月20日までのRelease-3.16.0マイルストーンでは96件のマージ済みMRが確認でき、2026年3月4日にはMEXCがv3.16.0対応のネットワークアップグレードを告知しました。2026年2月8日にはbRUNEのテスト運用も始まっています。初心者はBitgetやMEXCのような海外取引所から入りやすいですが、日本の金融庁に未登録なので、少額・2段階認証・送金テストを前提にしてください。
リラRUNEって、結局なにをするトークンなの?
サトシ教授一言でいえば、THORChainの交換と安全性を支える基軸だよ。ネイティブ資産を直接つなぐ仕組みの中心にRUNEがあるんだ。
CoinGeckoの2026年3月29日時点のRUNE価格、時価総額、供給量、過去最高値を確認しました。
THORChain Docsで、クロスチェーンスワップ、CLP、RUNEの役割、FAQを照合しました。
2026年1月21日のロードマップ、2026年2月20日までのRelease-3.16.0マイルストーン、2026年3月4日のMEXCによるv3.16.0対応アップグレード告知、2026年2月8日のbRUNE発表を追いました。
金融庁の注意喚起を確認し、海外取引所が日本の金融庁に未登録である点を整理しました。
THORChain(RUNE)とは?
THORChainは、異なる暗号資産をつなぐためのレイヤー1ブロックチェーンです。公式ドキュメントでも、複数チェーンのコインを単一の流れで交換できるDEXとして説明されています。特徴は、中央集権取引所のように資産を預けるのではなく、自分のウォレットから直接スワップできる点です。
| 正式名称 | THORChain |
|---|---|
| ティッカー | RUNE |
| 立ち位置 | クロスチェーン流動性プロトコル / Layer-1 DEX |
| 技術基盤 | Cosmos SDK / CometBFT / Threshold Signature Scheme |
| 発行上限 | 500,000,000 RUNE |
| 流通供給量 | 350,625,874 RUNE(2026年3月29日時点) |
| 総供給量 | 424,797,455 RUNE(2026年3月29日時点) |
| 現在価格 | 約0.4059ドル(2026年3月29日時点) |
| 時価総額 | 約1.42億ドル(2026年3月29日時点) |
| 24時間取引高 | 約3,899万ドル(2026年3月29日時点) |
| TVL | 約6,467万ドル(2026年3月29日時点) |
| 過去最高値 | 20.87ドル(2021年5月19日) |
なぜTHORChainは特別なのか
THORChainの核は、ラップトークンや中央のカストディに頼りすぎず、ネイティブ資産同士を交換できることです。BTCをETHに変えたいときも、外部ブリッジを介するよりシンプルに見えるのが強みです。もちろん、仕組みが単純という意味ではありませんが、ユーザー側の体験はかなり直感的です。
- ネイティブ資産をそのまま扱えること
- RUNEが流動性と安全性の中心にあること
- スワップのたびにプロトコル利用が発生すること
Uniswapや中央集権取引所と何が違うのか
| 観点 | THORChain | Uniswap | 中央集権取引所 |
|---|---|---|---|
| 交換対象 | BTCやETHなどのネイティブ資産 | 主に同一チェーンのトークン | 取引所が扱う銘柄全般 |
| wrapped token | 不要 | 場合による | 不要だが預け入れは必要 |
| 資産管理 | 自己管理が前提 | 自己管理が前提 | 取引所管理 |
| 強み | チェーンをまたいで直接交換できる | EVM系の取引に強い | 初心者でも操作しやすい |
リラなるほど。THORChainはDeFiっぽいけど、普通のDEXより一歩先の使い方なんだね。
サトシ教授そうだね。特にBTCを含むクロスチェーンの動線は、他のDEXと比べてもわかりやすい強みになっているよ。
RUNEの特徴と仕組み
CLPで動く流動性設計
THORChainの基礎はContinuous Liquidity Pools、つまりCLPです。板注文ではなく、常時動いている流動性プールで価格をつくります。流動性が十分にあるほどスワップしやすくなり、価格も市場価格に近づきやすくなります。
- 常時流動性があるので、交換タイミングを選びやすいです
- 中央の板を待たずに、ネイティブ資産を交換しやすいです
- 価格はプールの需給で調整されるため、外部の仲介に依存しにくいです
- wrapped tokenを減らせるので、橋渡し系の不安を抑えやすいです
THORChain Docsでは、CLPはラップド資産なしでのスワップを支える仕組みとして説明されています。単に速いだけでなく、資金が動くときの摩擦を減らすことが目的です。
RUNEが担う4つの役割
RUNEは、THORChainの中で複数の役割を持ちます。単なる値上がり期待だけでなく、プロトコル利用が増えるほど意味を持ちやすい設計です。
- 各プールの基軸資産として、交換の土台になります
- ノードのボンドに使われ、ネットワークの安全性を支えます
- 手数料の受け皿として、プロトコル収益に関わります
- 流動性が厚くなるほど、価格形成の中心に近づきます
リラただの投機銘柄というより、仕組みの中で使われるトークンなんだね。
サトシ教授その理解でいいよ。RUNEは「持って終わり」ではなく、ネットワークの利用が増えるほど意味が見えやすいトークンなんだ。
2026年の開発進捗
- 2026年1月21日公表のQ4 2025レポートでは、2025年Q4に4.02億ドルのボリューム、122万件のスワップ、10.8万超のユニークアドレスを処理しました。
- 2026年2月20日までのRelease-3.16.0マイルストーンでは、96件のマージ済みMRが反映されました。
- 2026年2月8日には、RUNEの流動性ステーキング実験としてbRUNEのmainnet testingが始まりました。
リラまだアップデートが続いているなら、古いプロジェクトって印象は違うね。
サトシ教授そうだよ。THORChainは「完成済みの古参銘柄」ではなく、いまも機能を伸ばしているプロトコルとして見るのが自然だね。
RUNEの使い道とユースケース
何に使われるのか
RUNEの使い道は、スワップだけではありません。ネットワークが広がるほど、複数の役割が重なっていきます。
- BTCやETHなどのクロスチェーン交換
- 流動性提供による収益機会
- ノードセキュリティのためのボンド
- 将来的なアプリ層や周辺サービスとの連携
- BTCやETHをまたぐ動きを自分で持ちたい人
- 中央集権取引所だけに依存したくない人
- プロトコル成長とトークン価値の関係を見たい人
- 中長期で少額から分散したい人
- 短期で結果だけを急ぐ人
- ウォレット操作や送金確認が面倒な人
- 価格変動をまったく許容できない人
- 仕組みを読まずに勢いで買いたい人
THORChain直買いと取引所購入の違い
THORChainを直接使う方法もありますが、初心者は海外取引所のほうが入口としてはわかりやすいです。自分でウォレットを扱えるなら、THORChain上での直接スワップはかなり面白い選択肢になります。
| 観点 | THORChain直買い | 海外取引所で購入 |
|---|---|---|
| 口座開設 | 不要 | 必要 |
| 対象資産 | BTCやETHなどのネイティブ資産 | USDT経由で買いやすい |
| 資産管理 | 自己管理 | 取引所管理 |
| 使いやすさ | 上級者向け | 初心者向け |
| 自由度 | 高い | 高いがルールは取引所依存 |
リラ最初は取引所、慣れたらTHORChain直買いって考え方がよさそう。
サトシ教授その通りだよ。まずは買える場所を押さえて、次に自分で管理するかどうかを決めるのが現実的だね。
将来性と価格見通し
価格を押し上げる要因
THORChainの将来性は、単にRUNEの売買だけでは測れません。どれだけ実際に使われるかが、そのままトークン需要に響きます。
- 2026年1月21日のロードマップで、Solana、ZCash、Rapid Swaps、Router V6などの進展が示されたこと
- 2026年3月4日にMEXCがv3.16.0対応のネットワークアップグレードを告知し、開発継続が可視化されたこと
- 2026年1月21日のQ4 2025レポートで、4.02億ドルのボリュームと122万件のスワップが確認されたこと
- 2026年2月8日にbRUNEが始まり、RUNE保有の利回り導線が広がったこと
- 2023年8月までに全トークンのベスティングが完了しており、未解放供給の重しが小さいこと
THORChain DocsのFAQでは、全トークンは2023年8月までに fully vested とされています。新しいロック解除が価格を押し下げる構造ではないため、需給は利用拡大と流動性の厚みで見るのがわかりやすいです。
2026年3月時点のマーケットデータ
| 現在価格 | 約0.4059ドル(2026年3月29日時点) |
|---|---|
| 時価総額 | 約1.42億ドル(2026年3月29日時点) |
| 循環供給量 | 350,625,874 RUNE(2026年3月29日時点) |
| 総供給量 | 424,797,455 RUNE(2026年3月29日時点) |
| 最大供給量 | 500,000,000 RUNE |
| 24時間取引高 | 約3,899万ドル(2026年3月29日時点) |
| 過去最高値 | 20.87ドル(2021年5月19日) |
| ATHからの乖離 | 約98.1%下 |
2026年〜2030年の価格シナリオ
| 時期 | 弱気シナリオ | 基本シナリオ | 強気シナリオ |
|---|---|---|---|
| 2026年末 | $0.25〜$0.35 | $0.55〜$0.85 | $1.20〜$1.80 |
| 2028年末 | $0.40〜$0.70 | $1.20〜$2.20 | $3.00〜$5.00 |
| 2030年末 | $0.60〜$1.00 | $2.00〜$4.00 | $6.00〜$10.00 |
ここで示したのは、2026年3月時点の開発動向、供給構造、ネットワーク利用状況を踏まえた編集部シナリオです。暗号資産は値動きが大きく、予想どおりに動くとは限りません。余剰資金で、少額から分けて入るほうが現実的です。
リラATHからはかなり下がっているけど、将来シナリオは広いんだね。
サトシ教授そうだね。RUNEは単なる値ごろ感だけで買うより、実際の利用増加と開発進捗を見たほうが納得しやすい銘柄だよ。
リスク・注意点
プロトコル面のリスク
THORChainは面白いプロジェクトですが、難しい点もあります。クロスチェーン設計は便利な反面、理解すべき要素が増えます。流動性が薄いペアではスリッページも起こりやすいです。
- 仕組みが複雑で、初心者は理解に時間がかかる
- 流動性が薄いペアでは、思ったより約定しにくい
- クロスチェーンなので、単一チェーンより考慮点が多い
- RUNE単体では市場全体の逆風を避けられない
保管と送金のリスク
ウォレット管理では、シードフレーズ、送金先アドレス、ネットワーク選択が重要です。少額テストをせずに本送金すると、取り返しがつかないミスにつながります。
- シードフレーズはオンラインで共有しない
- 送金先アドレスは1文字ずつ確認する
- 初回は少額でテスト送金する
- スリッページ許容と手数料を事前に確認する
海外取引所は金融庁未登録です
BitgetやMEXCを含む海外取引所は、日本の金融庁に登録されていません。国内業者と同じ保護がある前提では使わず、2段階認証、出金先の確認、少額運用を徹底してください。
リラ便利そうでも、自己管理の比重はかなり大きいんだね。
サトシ教授そうだよ。THORChainは自由度が高いぶん、操作の丁寧さがそのまま安全性につながるんだ。
RUNEの買い方
初心者は海外取引所ルートが最短です
CoinGeckoでは、RUNEの人気購入先としてKuCoinが挙げられています。編集部では、使いやすさならBitget、コスト重視ならMEXC、銘柄の確認を広くしたいならKuCoinという見方がわかりやすいと感じています。
| 取引所 | 強み | 向いている人 |
|---|---|---|
| Bitget | 画面が見やすく、導線を追いやすい | 海外取引所を初めて使う人 |
| MEXC | コスト重視で候補にしやすい | 取引コストを抑えたい人 |
| KuCoin | RUNEを含むアルトの選択肢を広く見やすい | 銘柄を幅広く見たい人 |
日本円を入金し、USDTやBTCなど送金しやすい資産を準備します。
Bitget、MEXC、KuCoinのいずれかでアカウントを作成し、本人確認を進めます。
送金ネットワークを確認しながら、USDTまたはBTCを入金します。
現物市場でRUNE/USDTを選び、成行または指値で購入します。
当面使わない分は自己管理ウォレットへ出金して保管します。
RUNEはクロスチェーン銘柄なので、通常の国内取引所だけで完結しません。最初は少額で手順を確認し、入金から購入、出金までを一通り試すと失敗しにくいです。
THORChainで直接買う方法
THORChainを直接使うなら、対応ウォレットと対応資産を用意して、公式フロントエンドや対応アプリからスワップします。自分のウォレットを使うので、預けっぱなしになりにくいのが利点です。
自分で管理するウォレットを作成し、シードフレーズをオフラインで保管します。
BTCやETHなど、THORChainで対応しているネイティブ資産を用意します。
公式フロントエンドまたは対応アプリでRUNEを選びます。
見積り、スリッページ、手数料を確認してから送信します。
リラ慣れてきたら、取引所に置かずに自分で動かす方法もあるんだね。
サトシ教授そうだよ。最初は取引所で十分だけど、RUNEの仕組みを深く使うならTHORChain直買いも選択肢になる。
買った後の保管・運用方法
取引所に置くか、自己管理ウォレットに移すか
短期売買なら取引所管理でも回せますが、長期保有なら自己管理ウォレットも検討したいところです。CoinGeckoのRUNEページでは、Ledger、Trust Wallet、THORWallet、Vultisig、Ctrl などのウォレット候補が挙げられています。
| 観点 | 取引所 | 自己管理ウォレット |
|---|---|---|
| 使いやすさ | 高い | 慣れが必要 |
| セキュリティ | 取引所依存 | 自分で守れば高い |
| 向き | 短期売買 | 長期保有 |
| 注意点 | 出金停止や管理リスク | シードフレーズ管理 |
bRUNEのような運用オプション
2026年2月8日には、RUNEの流動性ステーキング実験としてbRUNEのmainnet testingが始まりました。ただし、公式でも初期段階とされているため、すぐに大きく資金を入れるより、仕組みを読んでから少額で試すほうが安全です。
RUNEは、ただ持つだけでなく、流動性やボンドの考え方まで含めて見ると理解が進みます。とはいえ、無理に運用まで広げず、まずは保管と送金に慣れるだけでも十分です。
利確と損切りの考え方
RUNEのようなクロスチェーン銘柄は、期待値が高い一方で値動きも大きいです。買った後は、最初から出口も決めておくと感情的な判断を減らせます。
- 目標価格に来たら一部だけ利確する
- 残りは長期保有として分けて考える
- 生活資金は入れず、余剰資金で運用する
- 大きく下がったときの対応を先に決める
THORChain(RUNE)のよくある質問
- THORChainはネイティブ資産のクロスチェーン交換が強み
- 初心者はBitgetやMEXCから少額で始めるとわかりやすい
- KuCoinはRUNEの購入先候補として確認しておきたい
- 海外取引所は金融庁未登録なので、2FAと送金テストが必須
- 長期保有なら自己管理ウォレットも早めに検討する
